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2022/5/8  「母から受け取った最高の宝物」  横田法路師

聖書 Ⅱテモテ1章1~7節   中心 Ⅱテモテ1章5節

1.仕えることの大切さ

イエス様は「仕える」ことに革命を起こされました(マタイ20:26-28)。イエス様が地上に来られた使命は二つあります。一つは、人々を救うために十字架にかかって死ぬこと。もう一つは、弟子たちが福音を伝えるための準備をすること。

見えるところ見えないところ、他の人に気づかれず理解されなくても、イエス様はそこに注目され、仕える働きを一緒にしてくださいます。仕える者となることがイエス様の似姿に変えられていくことです。

2.偽りのない信仰 Ⅱテモテ1:5

・信仰継承の鍵は「偽りのない信仰」(別訳:「純粋な信仰」「本物の信仰」)です。表裏のない信仰、どんな状況でも、恵みの時も困難な時も神様を信頼し、神の言葉を信頼して生きようとする信仰です。

・「偽りのない信仰」は試練の中で明らかにされます。うまくいっている時はわからなくても、試練、誘惑、戦い、チャレンジがやってくる時、信仰の中身がどういうものであるか気づきます(詩篇1篇)。「籾殻」(4)は外から見てもわかりませんが、風が吹くと飛ばされます。私たちの信仰は問題や困難がないと中身はよくわかりません。試練や困難が来た時明らかになります。信仰に立てなかったと思う時が一度や二度あるでしょう。それは失望させるものではなく、もう一度自分の信仰を振り返り、偽りのない本物の信仰へと成長していく良いスタートの時です。

・本物の信仰はどのようにして養われていくのでしょうか(詩篇1:2-3)。信仰の成長は神の言葉によります。もう一つは信仰を使うことです。困難や問題が起きた時、信仰を使わず他のものに逃げるなら、成長は起きません。信仰を使う時主のみわざを経験し、信仰は強くなり成長します。聖書がイエス様を信じる信仰へと導き、やがて神の働きをするために整えます(Ⅱテモテ3:15-16 )。私たちも偽りのない信仰、本物の信仰に生きたいと思います。その信仰は聞くことから始まり、聞くことはキリストの言葉から来るのです。

・信仰継承において鍵となる神の約束のみことば(Ⅰコリント3:6-7)。成長させてくださるのは神です。自分自身を振り返ると落ち込むようなことがあるでしょう。その中で希望があるのは、神様が成長させてくださることを知っているからです。私たちは欠点だらけですが、神様の必要とされるところで使ってくださいと祈る時に、親の足りないところにいろんな人を子どもや孫の周りに置いて用いてくださり、神様が育ててくださいます。神様に信頼して委ねましょう。そして「神様、どうぞあなたの手の中で私たちを用いてください」祈りたいと思います。

・アウグスティヌスの母モニカの祈り アウグスティヌスは別の宗教にはまり、退廃的な生活をしていました。母モニカは心を痛めて涙の祈りをささげていました。何の変化の兆しも見えない時、司教の「涙の子は滅びない」という言葉に大きな慰めと励ましを得ました。モニカの召される一年前、アウグスティヌスは改心して救われ、キリスト教の歴史に大きな足跡を残す人物となりました。

 自分を見ると足りないところばかりに気が付きます。唯一の希望は成長させてくださる神様がおられることです。私たちはあきらめないで祈っていこうではありませんか。神様が一人ひとりを大切に育ててくださいます。

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