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2022/5/22  イエスの7つのしるし④「働く神」  ジェシー・ローズ師

聖書 ヨハネ5章1~18節   中心 ヨハネ5章17節

ヨハネ5章を読む時、私たちもイエス・キリストが神の子であり、信じていのちを得るという同じ目標を持ちたいと思います(ヨハネ20:30-31)。

1.いやし

 イエス様は体が不自由な男に不思議な質問をしました(6)。「良くなりたいか」。彼は自分の無力を訴えます(7)。イエス様は一つの簡単な命令で彼を癒されました(8)。驚くような奇跡です。イザヤは神様が来られて栄光を現し、造られた世界を新しくすると預言しています(イザヤ35:5-6)。イエス様は神の栄光が現され、神様はこの世界を新たにするという意志を持っておられることを明らかにされました。

2.論争

安息日に奇跡が起きたことは重要です。律法によれば床を運んではいけないと決められていました(10)。イエス様の時代には安息日の律法や規則は混乱を来たし、人々の重荷となっていました。聖書は安息日を守る二つの理由を教えています。①神様は6日間でこの世界を創造され、7日目に神様は休まれました。疲れたから休まれたのではなく、働きが完成したからです。神様は人間を造られた時、同じように仕事と休みのパターンを守るようにデザインされました。安息日の第一の目的は、神様がなされたみわざに対するふさわしい応答として休むのです。神様が働かれたので私たちは休むのです。②出エジプトです。安息日を守るのは、自分たちを奴隷状態から救い出し、安息を与えられた恵みを思い起こすことなのです。安息日は神様から人間への休息の贈り物となるようにデザインされました。

3.裏切り

男はイエス様に罪をなすりつけようとしました(11)。彼はイエス様が誰であるか知りませんでした。 14節は、病気や悪い状況が罪の結果だと言っているのではありません。しかし、ここでの彼の状況は何らかの罪のゆえだとイエス様は知っておられ、警告されたのです。イエス様は悔い改めるように招かれました。彼はどう応答したでしょうか。イエス様を裏切り、宗教指導者たちに引き渡そうとしたのです(15-16)。イスカリオテのユダがお金のためにやろうとしたことを、この男はタダでやったのです。

感謝の応答、イエス様への信仰の応答を見ないのに、ヨハネはなぜこの奇跡を記したのでしょうか。私たちがイエス様を理解し信じるようになるためです。イエス様を迫害する宗教指導者たちの問題がこの男の中に現れています。38年間、彼は体が不自由なので安息日に何もせず、律法を完ぺきに守っていました。ユダヤ人指導者たちも外側は道徳的な良い行いをし、内側は悔い改めず神様に背を向け反逆し、イエス様を通してなされた神のみわざを拒絶していました。宗教指導者たちの問題は、今日の私たちの問題でもあります。安息日の休息を十分に味わっていないことです。

4.働く神

 イエス様は反論せず、驚くような主張をされました(17)。ユダヤ人たちのつまずきとなることが二つあります。神様を「わたしの父」と呼んだこと、イエス様が神様と一緒に働いていると主張されたことです。創造と救出が安息日を守る理由です。人が休むことが第一ではありません。神様の働きに応答して休むのです。

14節に大切な二つのメッセージがあります。第一に、イエス様は神のひとり子であるということです。男が知らなかったように、私たちもイエス様がどなたであるかわからない時があったと思います。イエス様知った今、あなたはどう応答しますか。あなたは良くなりたいですか。第二は私たちに代わってイエス様は生と死と復活、みわざを成し遂げてくださったことです。クリスチャンの生活は深い休息の場所から始めるべきであり、生きていくべきです。これが唯一の道です。イエス・キリストの福音を信じる時だけ、真の安息を体験することができるのです。

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