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2022/6/5ペンテコステ礼拝 「一つであるとき、不可能なことは何もない」 横田法路師

聖書 使徒の働き2章1~13節  中心使徒の働き2章4節

 一つになるための鍵は御霊に満たされることです。助け主(聖霊)が来る時イエス様が一緒にいることよりもっと素晴らしいことが人生に起こります(ヨハネ14:6)。これはクリスチャン生涯の最大の祝福です。クリスチャン生活を歩む上で聖霊ほど大切なお方はいない。

聖霊=「つなぎの名手」 

・キリストとわたしをつないでくれる:単なる情報としてではなくイエス様を信じ、愛し、交わることができるのは見えない聖霊が助けてくださるからです(ヨハネ16:14)。これが聖霊の第一の働きです。

・人と人をつないでくれる:人間の傲慢や自己中心によって散らされました(創世記11:6-9)。聖霊が降って教会が誕生し、一致が回復しました(使徒2章)。聖霊のバプテスマを受け、御霊を飲んだ時に一つの体となりました(Ⅰコリント12:12-13)。神様は、一つになるとき不可能なことは何もないと言われました (創世記11:6)が、彼らの目的が自己中心的だったので神様は散らされました。ペンテコステにおいて、神様のみわざを伝えるため、イエス様のみ名が崇められるために彼らは一つとなり、驚くべき奇跡が起きました。使徒の働き2章41~47節は教会のモデルです。「一つになって、一つにして、一つにしてくださった」と出てきます。今日、私たちに必要なのは一つになることです。多様性がありながら常に一つであり続ける時、それが用いられ、そこに神様の著しいみわざが進んでいきます。

一つになるカギ=「聖霊に満たされ」(使徒2:4)

聖霊に満たされて生きる時に一致が生み出されます。一致の源は、私たちの思いや考えや経験、いろんなことを主の前に下ろし、聖霊が何を教えようとしているのか聞くことです。み言葉、メッセージ、兄弟姉妹との会話の中で、小さな気づきを与えてくださいます。その気づきに半歩でも従い実践すると、次の一歩を導いてくださいます。間違うこともあります。その時には立ち止まって悔い改め、軌道修正したらいいのです。繰り返していく中で少しずつ身についていき、やがて御霊の実が結ばれて来ます。必要なのはもっと頑張ることよりも、もっと明け渡すことです。その一致は多様性を否定しません。個性や賜物を認め合い、それを用い合って一つになることができます。

一つになることによって神様の力が現されます:東日本大震災の直後、ユン先生が「みなさん、祈りましょう。今祈らなくていつ祈るんですか。日本人が祈らなくて誰が祈るんですか」と強く言われた。それから一週間祈祷会が持たれた。その祈りから、原発の問題がある中で福島への短期宣教に行く人が十数名起こされた。その後サンタプロジェクト九州の活動が始まり、数年後、福島の子どもたちを福岡に迎えた。サファテ選手やスタンリッジ選手の招待でドーム野球観戦など、いろんな方が背後で準備をし、一緒にやってくださった。先週の礼拝に郡山共同教会の方が来られた。「その子どもたちが今は大学生。日曜学校を卒業する時、楽しかったことを聞いた。『福岡に行った時だ。当時はよくわからなかったけど今振り返ると自分たちはすごいことを経験した。恵みを受けていたことが今はわかる』と言った」。

その子どもたちは洗礼を受けるようになったそうです。これは一人ではできなかったことです。教会の皆さんの祈りと協力で子どもたちに神様の愛を届けることができました。これは神様の奇跡だと思います。

 キリストの体の中で生き、励まし、支え合い、賜物を用い合いながら主の愛を現して生きる生涯、これが御霊に満たされた生涯です。この素晴らしい生涯に入れていただいていることを覚えながら、私たちはなお主に明け渡して行こうではありませんか。主が教えてくださることに応答して生きようではありませんか。それを主がつないで用いてくださるからです。

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