2022/6/19 「天のお父さんの声」 横田法路師
聖書 マルコ1章9~11節 中心 マルコ1章11節
1.父親の最も大切な役割=天の父をあらわすこと
天の父=①供給者(肉体的、霊的必要を満たす マタイ6:11)、②保護者(守る マタイ9:9-13)、③指導者(愛をもって導く 箴言4:1-4)、④教師(生きていく上で必要な真理を教える マタイ3:17)、⑤助け手(困っている時に助ける 詩篇10:14)、⑥励まし手(失望落胆する時励ます へブル12:5)、⑦友(子どもが大きくなると良き友となる ヨハネ15:15)
私たちは自分の力では役割を果たすことはできません。だからこそ神様に祈っていきたいのです。
2.多くの傷ついている(傷つけている)父の姿
父親に痛みを感じたり、苦い思いを経験した方もおられると思います。でもイエス・キリストはあなたを失望させません。このお方につながっていく時に人生は変わります。
3.イエス・キリストを通して天の父を知る
父なる神様は私たちに走り寄ってくださるお方です(ルカ15:20,31)。すべての人間の心には、天の父を求める穴が開いています(ヨハネ14:8)。いろんなもの(趣味、仕事・・・)で埋めようとしますが、天の父がわかって初めて満足できるのです。私たちは自分の知っている、経験してきた父の姿を通して天の父を見ようとします。冷たく無関心で自分勝手な父親を経験すると、そのようなレンズで天の父を見てしまうのです。
「わたしを見た人は、父を見たのです」(ヨハネ14:9)。天の父を知るにはイエス様を通して見ることです。イエス様を通して、誠実で献身的、忍耐強く愛情深い、完全な愛のお方として天の父を見ることができます。私たちには最も良いお父さんが与えられています。このお方は完全にあなたを愛し、一緒に歩み、相談に乗り、助けてくださいます。
4.天の父を通して自分の新たな存在価値(アイデンティティ)を知る
大切なことは自分がどういう存在であるか正しく知ることです。能力や学歴や外見、周りの声があなたの価値を決めるのではありません。私たちの本当の姿を知っておられるのは天のお父様です。
「あなたはわたしの愛する子。わたしはあなたを喜ぶ」(11)。イエス様の働きが始まっていない時に語られた言葉です。働きがなくても、働きができなくても、存在そのものを愛して喜んでくださっているのです。これはあなたに対する声です。イエス様を通して私たちは神の子とされ、神の家族の一員に加えられました(エペソ1:5)。大切な宝の子、これがあなたの存在価値です。働きとは関係ないのです。
私の父:以前の父は、体力、エネルギー、情熱・・・私の二倍くらい動き回り、走り回って主のために奉仕していた。最近の父は違う。87歳という年齢的なことだけではなく病を抱え、以前のように動くことができなくなった。ゆっくり動き、歩くのもフラフラする。一緒に生活していて、最初はそういう姿をなかなか受け入れられなかった。「あの父が」という思いがあった。私に神様を教えてくれた父。でも弱った父の姿を通して神様がもっとわかるようになった。神様の愛は働きとは関係ない。その神様の愛を父は教えてくれる。
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