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2022/7/17 「混乱の時代にこそ主を仰げ」  横田法路師

聖書 詩篇37篇1~8節   中心 詩篇37篇3-4節

1.クールダウンしなさい(ヒートアップしない)(1-2)

私たちは悪を正そうとする時、同じように悪を行う危険性があります。怒りに支配されると判断を誤ります。冷静さが必要です(8)。社会がヒートアップすればするほど、私たちはクールダウンしなくてはならないのです。

2.主を信頼し、善を行いなさい(3)

 やり返すのではなく、善を行いなさい。これは本能(やられたらやり返す)に反することです。どうしたらできるのでしょうか。主を信頼することです。理解されないことがあっても、主はすべてを知っておられ、支配しておられます。今私たちにできる愛、親切を行い、良い種を蒔いていこうではありませんか。すぐに変化は見られなくても、時が来ると実が結ばれます。

3.主を喜びとしなさい(4)

 今まで喜びだったものを奪い取られていく時、失望落胆するのではなく、その時にこそ主をあなたの喜びとしなさい。私たちの喜びが尽きないのは、主ご自身が私たちの喜びだからです。

バラをもらった時の3つの反応:①バラを喜ぶ。枯れると落ち込む。②喜びを拒絶。いらない。どうせ枯れるから。③バラの贈り主に目を留める。バラは枯れても贈り主は変わらない。

 贈り主である神様に目を留め、喜ぶのです。歳を重ねて、今までの働きができなくなることを悲しむ必要はありません。神様は変わらないお方としていつも私たちに良きものを与えてくださいます。主がどんなに素晴らしいお方かを知ることが、どんな状況でも喜び、感謝できる秘訣です。

4.主にゆだねなさい(5-6)

 心配は私たちの前進を阻み、思い煩いは道を塞ぎます。でも、主にゆだねていく時、前に進むことができます。理由は、主が成し遂げてくださるからです。私たちの理解や思い、能力の限界を超えたところで主が働いてくださり、私たちのために最善をなしてくださいます。理性を働かせて考えることは大事ですが、それを結論とするのではなく、神様が成し遂げようとしてくださっていることに心を開いていかなくてはなりません。

5.主の前に静まりなさい(7)

 私たちは何もかもすることはできません。「何もかもはできなくとも、何かはきっとできる」(ワールドビジョンのモットー)。神様があなたに何かをさせようとしておられます。それが何であるかを知るために、主の前に静まることが必要です。

ニーバーの祈り:「神よ、変えることのできるものについて、それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。変えることのできないものについては、それを受けいれるだけの冷静さを与えたまえ。そして、変えることのできるものと、変えることのできないものとを、識別する知恵を与えたまえ。」

結 論

 サタンは使命から外そうとします。ネヘミヤは城壁の再建を中断させられようとした時、「大工事をしているから」と言いました(ネヘミヤ6:3)。私たちも神様から与えられた偉大な工事、大切な働きがあります。別の方向に引っ張られても逸れてはいけません。イエス様は十字架にかかった時、ののしられても反応されませんでした(マタイ27:40-42)。人の目に敗北と見えますが、十字架にとどまったことによって救いの道が成就したのです。神様のみこころが実現しました。神様は三日後にイエス様をよみがえらされたのです。

私たちの大いなる工事とは何でしょうか。神を愛し、隣人を愛すること、救いの福音を多くの人に届けることです。この使命から離れないで行こうではありませんか。喜ばれる時、喜ばれない時があっても振り回されず、ネヘミヤのように最後までこの使命に進んでいこうではありませんか。

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