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2023/4/23  「若者へのススメ」  吉澤慎也KGK総主事

聖書 テトス2章1~6節   中心 テトス2章6節

少子化が叫ばれ、高齢化社会を迎えています。キリスト教会も例外ではありません。次世代を担う若者たちを育てていくことは教会の大きな課題の一つです。学生時代は大人への移行期、未決定の時期と言えるかもしれません。将来の仕事、結婚相手など、人生に大きな影響を及ぼす事柄がまだ決まっていない、これから決めていかなければならない時期です。だからこそ「思慮深くあること」を強く勧めていきたいと思います。若い人だけではなく年配者にも「慎み深く」(5)「思慮深くある」(6)ように勧めています。間違った教えに惑わされた人たちのことがテトス、テモテの手紙にこのように描かれています。

①「知性が腐っている、汚れている」、②「正しい良心をなくしている」、③「不敬虔な生活をしている」。これは思慮深さと反対側にある姿勢でしょう。思慮深さを示すキーワードは、①「知性」、②「良心」、③「敬虔さ」です。

その思慮深さはどうやって身につくのでしょうか?

神の言葉なる聖書のみ言葉によります(詩篇119:9)。みことばは私たちの歩むべき道をあるべき方向へと導いてくれます。誰もが経験するような日常の歩みにおいてこそクリスチャンの生き方が問われます。知性、良心でしっかり物事を考え、敬虔な生活をキープしようとする思慮深さ、間違った価値観や、自分の罪から生まれてくる欲望に流されない思慮深さ、「思慮深くある」とは、思慮深く生きる生き方への勧めに他なりません。

若者の思慮深さを励ますために大人ができることは何でしょうか?

私たちもまた思慮深く生きることです。教会で教えられていることとあなたが語っている言葉とが一致するように、生き方が健全な教えにふさわしいものであるように思慮深く生きてください(1)。若者は大人を見ています。

学生たちが変えられていくプロセスには良きモデルとの出会いがあります。若者たちは立派なクリスチャンや失敗しない大人に憧れるわけではありません。失敗しても裏表なく十字架と復活にすがる人、本気でみ言葉に立って生きようともがく人、思慮深く生きようと御言葉と共に歩むことを求め続ける人が、若者の成長のために何よりも大きな励ましになると信じています。

ローマ12章3節、Ⅰペテロ4章7節などで「慎み深く」という言葉が使われ、教会を建て上げるために思慮深くあることが勧められています。教会を建て上げる若者、未来の教会を担う若者たちを育てていきたい、それがKGK総主事としての願いです。学生宣教には大きな可能性があります。ぜひ、KGKの働きのためにも続けてお祈りとご支援をいただければ幸いです。

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