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クリスマス礼拝メッセージ  「あなたへの最高のクリスマスプレゼント」  横田法路師

「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに世を愛された。それは御子を信じる者が、一人として滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。」ヨハネ3章16節

イエス・キリストの誕生には大切なメッセージがあります。

1.恐れるな

 イエス・キリストの誕生の時、み使いはヨセフ、マリア、羊飼い、ザカリヤに現れ、最初に「恐れるな」と語りました。なぜでしょう。人間は自分の将来や周りの人の目、いろんなことに恐れやすいからです。どうしたら恐れないでいることができるのでしょうか。

 あるミッションスクールのモットーは「神を畏れ、人を恐れず、人に仕えよ」です。「神を畏れ」とは恐がることではありません。神様を畏れ敬い、大切にしていくと、人を恐れなくなります。神様を畏れないと人を恐れます。「人に仕えよ」とは恐れから解放されて自由になり、愛から人に仕えることです。

2.愛してる  ヨハネ3:16

 ひとり子イエス・キリストを世に送られたのは、私たち一人ひとりを愛しているしるしです。愛されていることを知るほど大事なことはありません。私なんかいてもいなくてもいい存在なのではと思うことがあるかもしれません。でも知っていただきたいことは、神様はあなたを愛しています。

 「たいせつなきみ」という絵本があります。小人たちは毎日金ぴかシールと灰色のダメ印を貼り合っています。絵本は二つのことを訴えかけます。一つは「本当に幸せな人生とはどういう人生だろうか」。多くの人は金ぴかシールをたくさん集めることだと思っています。他の人と星の数を比べて落ち込むし、ダメ印が一個でもあると気になってしまいます。それは誰も幸せにしません。本当に幸せな人生は「シールから自由になる人生」です。簡単ではありません。造り主なる神様のところに行き、神様の無条件の愛を経験し、神様の言葉がもっと大事だと心に決めた時から自由になり始めるのです。

3.一緒にいる  マタイ1:23

 イエス・キリストにはもう一つ名前がありました。「インマヌエル」です。「神が私たちとともにおられる」という意味です。愛するというのは共にいるということです。嬉しい時にも、悲しい時、苦しい時にも共にいて励まし、強めてくださいます。一人ぼっちと思うような時も神様が共におられます。そのことを知る時に喜びが湧いてきて、平安、勇気が与えられます。イエス様の生涯は、神様が共におられたらどんなことが起きるのかを教えてくれます。悩みや課題はそれぞれ違いますが、神様は知っておられ、励まし、知恵と力を与えてくださいます。それがイエス・キリストの神です。

 今日、「恐れるな」「愛してる」「一緒にいる」、神様の素晴らしいメッセージを心に留めていただけたら幸いだと思います。

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