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2022/4/17 イースター礼拝

「神は越えられない試練は与えない」  横田法路師

聖書 Ⅰコリント10章13節

「あなたがたを耐えられない試練にあわせることはなさいません」今日はその前後の言葉に目を向けたいと思います。

1.試練は人生につきものであり、内的成長の機会となる

 「あなたがたが経験した試練はみな、人の知らないものではありません」

 試練に会う時、「なぜ私だけ?」という思いになります。聖書は人生のどこかで必ず試練に会うと言っています。その試練が私たちを成長させてくれます。「苦難が忍耐を生み出し、忍耐が練られた品性を生み出し」(ローマ5:3-4)。試練を成長につなげる鍵は「忍耐」です。

2.神は試練に耐えられるように脱出の道を備えておられる

①試練からの脱出の道

 試練の中、先が見えず不安になります。神様が与える試練であるなら必ず出口があります。試練を抜けた時、あなたの人生で見える景色が変わるのです。

②罪からの脱出の道=イエス・キリスト

 私たち誰もが抱えている問題、この世界が抱えている問題の根本、それが罪です。神様から離れた生き方、自己中心の生き方を聖書は罪だと言います。罪の問題の解決、脱出の道がイエス・キリストです。神のひとり子がこの世界に来られたのは、私たちを愛し、罪から救い出すためです。神の子どもに生まれ変わり、永遠の命が与えられ、神の愛の中を生きる喜びの人生を送るためです。

 このお方は十字架にかかっただけではなく、三日目によみがえり、死を打ち破ってくださいました。そのよみがえりの力を、今私たちも経験して生きることができます。

3.神は真実なお方です(=神の約束の保証)

 真実とは偽らないことです。裏切らない、見捨てない、どんな時も共にいてくださいます。試練の中で疲れて、これ以上歩けない、前に進めない時も私たちを背負って歩いてくださるのです。いつも共にいて最後まで支えてくださいます。

トラクト『神は越えられない試練は与えない』より~

13歳で突然天に召された娘(奏音)、原因がわからず悲しみの底に突き落とされた。「神様、わが子を失うほど辛いことはないのに、私に耐えられるとでも言うのですか。私はこのような試練に耐えられません。脱出の道とは何なのですか」、そう神様に訴えた。その時、神様は一つのみ言葉をくださった。「一粒の麦は、地に落ちて死ななければ、一粒のままです。しかし、死ぬなら、豊かな実を結びます」(ヨハネ12:24)。死を通してこれから何かが始まっていくことを教えられ、トンネルの中に光が差し込んだ。告別式で奏音が『新しい命』を歌う動画が流された。参加していた友だちがSNSに上げ拡散されていった。奏音の命が無駄ではなく、若い人たちに届いている、その姿を見せられた。「桜の季節になると、あの時のことを思い出し、辛くなる時もありましたが、一粒の麦が実を結んでいくことを期待しながら、やがて来る奏音との再会と、私自身も神様に抱かれて永遠の安らぎが与えられるという天国の希望に胸が溢れます。今私は、神様は乗り越えられない試練は与えないという聖書のみ言葉は真実であると告白することができます。」

 本当に神様の約束は真実です。どんな試練やトンネルを通っていても、イエスさまがいつも共にいてくださり、最後まで一緒に歩んでくださいます。神様を仰いで歩んで行けたらと思います。

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