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2023/3/12 「イエスの心に応答する教会」 松尾献主事

聖書 使徒の働き1章3~8節  中心 使徒の働き1章8節

●心を知ることの大切さ  私たちは今日、神様が語っておられる、教えておられる心を知って応答していきたいと思います。

●伝道とは  8節のみ言葉はイエス様が弟子たちにどうしても伝えたかった言葉の一つです。イエス様の願いです。それは、主なるキリストは今も生きているという喜びの知らせが、キリストの弟子たちから世界の隅々にまで広がっていくことでした。チラシや言葉の伝道だけではありません。生き方を通して伝えていくこともとても大事です。今、語るチャンスがなかったとしても、イエス様を愛し、イエス様の言葉に従う生き方、体の向きを通して、たとえ生き方が不器用でも、失敗があっても、大きな意味を持つのです。

●サマリアにまで福音を届けたいイエス様  福音を世界の隅々まで届けたいというイエス様の願いは、昔も今も変わっていません。私たちはイエス様の心を知れば知るほど、真剣に応答しようと思えば思うほど葛藤が生まれると思います。私たちの心にもサマリアがあるからです。愛することが難しいサマリア、避けて通ってきたサマリア、無関心を貫いてきたサマリア。

 イエス様の心に応答して立ち上がっても、実際そんなことできるんだろうかと思います。そんなことを始めたら、今まで見てこなかった痛みが突然目の前に飛び込んでくるからです。私たちに何ができるんだろうか、この問いは弟子たちの中にも沸き起こったと思います。小さく弱い集団。しかし、イエス様だけが本気でした。

●神の愛はどう届けられていくのか? 神様が一緒におられ、力を与えてくださるならどんなことでもできるのです。小さな偶然のような出会いや交わりを聖霊なる神様がおられるという眼差しで見ていく時、一つ一つをつないでくださり、点を線とし、面として導いてくださった神の物語があります。だからこそ、イエス様の心を知った時に一歩踏み出したいと思うのです。

イエス様の愛を伝えていくのは一人ではなく、「あなたがた」というキリストを信じる共同体を通してなされます。一人では続かなくても共同体でやっていく時、息切れすることなく続きます。あなたも主の働きを担う大切な一人です。一歩を踏み出し、できることは何かを考え、一緒に祈りながら教会のみんなで考えていくのです。

 今、自分ができる一歩が具体的にはわからないかもしれません。でも、イエス様の心を知った時、その心を大切にして祈り始めたら、自分が今踏み出すべき一歩を聖霊の導きにより示されていくと思います。聖霊が教えてくださり、教会の交わりの中で知らされます。一緒にイエス様の心を知って、イエス様の心に応答する私たちでありたいと思います。

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