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2022/11/6  シャローム教会6本柱④「キリストを知り、愛し、従う弟子を育てる教会」 

聖書: マタイ 28章16-20節   ジェシー・ローズ師

私たちも最初の弟子たちと同じように、弟子をつくる弟子となるよう召されています。この目的のために3つのことを知る必要があります。

1.私たちと主との関係を知る必要がある 16-17

三年間弟子たちはイエス様と共に生活し、間近で見ました。しかし、17節で弟子たちはイエス様に会って礼拝しました。それまでの師弟関係とはまったく違う関係に移ったのです。イエス様が死に打ち勝たれた事実が、弟子たちが知っていると思っていたすべてを変えてしまいました。それまでのイエス様の言動が新しい意味を持つようになりました。救い主であり主であるイエス様を礼拝せずにいられなかったのです。

 弟子について語る時、私たちの行いによってイエス様との関係が変わると思う危険性が伴います。弟子とは、他の人を祝福するためにイエス様から祝福された人々です。弟子とは、他の人に仕える人になるためにイエス様がまず仕えてくださった人々です。弟子とは、イエス様の愛を経験し、同じように他の人を愛し始める人々です。主のために何をするかではなく、主が私たちのためにしてくださってことに応答して生きる道です。弟子を作るために必要なことは主との関係を知ることです。私たちが弟子として行うことはすべて、イエス様がしてくださったことから溢れ流れるのです。

2.私たちの宣教のかたちを知る必要がある 19-20

「あらゆる国の人々を弟子としなさい」。ピリポは友人のところに行き「来て、見なさい」と、自分が経験したイエス様を伝えました。人を変えることができるのは神様だけです。私たちがなすべきことは人々がイエス様のところに来るよう招くことです。

三つの動詞:①「行って」。いろんな国に行くことではなく、どこに行っても弟子をつくる目的意識を持って生きることです。弟子づくりは受動的、偶発的なものではありません。②「バプテスマを授け」。洗礼はイエス様と共に死に、よみがえることを意味します。悔い改めと信仰の新しいライフスタイルに導くことです。③「教える」。弟子はイエス様の言葉を聞き、命令に従います。他の人たちもイエス様の命令に従うように導き励ますことです。

3.私たちの確信の源を知る必要がある

 イエス様は権威(18)と臨在(20)という二つの現実があるから「行って、弟子としなさい」と言われたのです。弟子たちが三年間経験した以上の権威と臨在です。死と復活によってイエス様は天の御座に上げられました。この世の様々な権威はすべてイエス様の権威の下にあります。

権威だけではなく臨在をもって遣わされます。私たちは主が決して見捨てることなく、いつも共にいてくださることを知る必要があります。とても重要なテーマなので、マタイは一章でインマヌエル「神が私たちとともにおられる」と記し、最後に「見よ。わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたとともにいます」と記しています。

 私たちはキリストにあって、決して主人のいない浪人ではありません。私たちは全宇宙の王と一緒に出て行く弟子として召されています。私たちはこの世界に出て行って弟子をつくるのです。イエス様の権威と臨在によってそのことが可能になります。

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